『特別セミナーin東京』 -血液生化学検査- 記録 - 2011.02.22 Tue
久しぶり~の・・朝から

おやつを詰めた‘コング’を見た瞬間
:::::::::クレートIN

*掃除機の時の習慣
だけど、今朝はそんな余裕も時間もないょ

先週末(2/19)に参加したセミナー
本村伸子先生の『特別セミナーin東京』 -血液生化学検査-
の記録 ≪抜粋≫
健康チェック・指標になる血液検査
なごむの血液検査は・・・・過去4回
*1回はステロイド服用中(2010.06)/この時の数値は単発・記録としてのみ
いつも、獣医師の説明+基準値・読み方資料を参考
でも、セミナーで良く耳にする「○○(血液検査項目)が高い・低いから
△△(臓器)が悪いとは限らない・・・」をきちんと知りたくて・・
難しいカモ・・はやっぱり難しかった

でも、本村先生の話し、呟きには、いつものププッ

とっても解りやすく、獣医師としての知識、先生の引き出しオールオープンで説明
していただいた時間は・・・大充実
そして・・楽しかった

この日の資料(この日用に先生が用意してくださるレジュメ)は10ページ
*レジュメには、それぞれの検査項目の説明・基準値(犬・猫)が記載あり
私の記録メモで誤りがあってはいけないので・・ここでは詳細はナシに
*使用したテキストは2冊
「改訂版/胃腸が弱いではすまされない」「ペットの老後を健やかに」
My記録(復習メモ)がすごい量に

・・の分、今日は文字が多いです!!
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最初に・・
■血液検査とは
採血した血液を試験管に入れて暫くした・・・
下に血球成分(赤い沈殿物)40% =血液一般検査
上に血清成分 60% =血液生化学検査
■病院(検査機関)によって数値は異なる
■血液検査を受ける時の注意
正確な数値を知る、健康チェックの比較のために・・
※絶食
※運動をさせない(激しい運動後は1週間程数値に表れるコトがある)
※ストレス(夏場の暑さ・家族の言い争いナドは数値に影響する)
※同じ条件(季節(春・秋が◎・時刻など)

働き・生成・増減によっての症状(疑われる病気)の説明ヲ
そして、1項目だけではなく総合的に判断する必要がある意味を・・しっかり☆
前半/血液一般検査について
1.赤血球【RBC】
2.血小板数【PLT】
3.へもグロビン【Hb】
4.ヘマトクリット【Ht/PCV】
ヘマトが低い=貧血が疑われる場合には
5.赤血球平均恒数 【MCV】【MCH】【MCHV】
6.白血球【WBC】
①分葉好中球 ②好酸球 ③好塩基球 ④リンパ球
後半/血液生化学検査について
1.総蛋白【TP】
2.アルブミン【ALB】
3.総ビリルビン【T-BIL】
4.アミノトランスフェラーゼ【ALT/AST】
5.乳酸脱水素酵素【LDH】
6.アルカリフォスファターゼ【ALP】
7.γーグルタミルトランスフェラーゼ【γーGTP】
8.クレアチンキナーゼ【CK】
膵臓の疾患を疑う時に調べる
9.アミラーゼ(リパーゼ)
10.血液尿素窒素【BUN】
11.クレアチニン【】
12.総コレステロール【T-CHO】
13.中性脂肪【TG】
14.グルコース【GLU】
15.カルシウム
16.リン
17.カリウム【K】
18.ナトリウム【Na】
19.クロール【Cl】
*自分用に全てを記載しました・・目を通してくれてアリガト

検査項目については勿論、併せ私にとっても勉強になったコト<要点>
■肝臓のこと
体重の3%程を占める・・体内で最も大きな臓器=重要な臓器
主には、①消化・胆汁の合成・分泌
②栄養素の調整と貯蔵
③赤血球分解作用
④血液成分・構成の合成
⑤解毒昨日 と大事な働きたくさん!
もし・・体重が増加しても・・・・肝臓の大きさは変わらない
病院で処方される薬は体重に合わせての量
=解毒など・・肝臓の負担(働き)が増える
***肝臓の状態を知るには
A(アルブミン)/G(グロブリン)比の数値 他を
総合的にみる必要がある
■生食の個体の傾向
フードを食べている子よりHt/PCV・TP・BUNの数値が高い傾向がある
*それぞれの働きを知ると・・納得☆
■エネルギー源
エネルギー源(脂肪・蛋白質・ブドウ糖)
蛋白質:エネルギー源の他に筋肉の一部になる・アルブミンの生成・グロブリン免疫
皮膚・爪・毛にも働く
脂肪・ブドウ糖:エネルギーにはなるけれど、蛋白質と同じ働きはできない
※低蛋白な食事・蛋白質不足の状態の場合
脂肪・ブドウ糖でエネルギーを補えないと身体に蓄えられた蛋白質を利用する
ので蛋白質・クレアチンの数値がUP =腎臓に負担
※身体を生成に蛋白質を使い、脂肪・ブドウ糖を上手に使うこと
エネルギー源をどこから持ってくるかが、とても大事
※犬の場合
腎臓に問題があったり・シニアでも最低2%の蛋白質を摂取
※高蛋白質の食事の後は、次の食事までしっかり時間を空ける
(個体差はあるが、BUN処理のため)
■水分補給
血清ナトリウム濃度:身体の中で厳格に調整されている
※低ナトリウム血症の要因となるのが
①ナトリウムの喪失
発汗・過呼吸時に水を与えることで・・・体内のナトリウムを薄めてしまい、
一層ナトリウムのバランスを崩してしまうことがある
②過剰な水分補給によるナトリウムの希釈
腹水・水中毒など・・と過剰な水分は胃酸を薄めてしまう
※塩分補給の重要性
:::::::::などなど、とっても勉強になったセミナーでした


追記<私用>
腎臓が悪い:BUN・クレアチニン・リンの数値を総合的にみる必要あり
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